コールドパーマの発明とパーマの難しさ
パーマの歴史は、大正時代に熱パーマ(100℃前後)が発明され普及するが、髪が傷み易く髪と頭皮に事故が起き易いと言うことで、昭和に入り熱を利用しない革命的なコールドパーマが、各国の化学者達の発明を経て実用化されました。その後パーマ時代は長年繁栄してきたが、パーマ理論の原則で髪の毛のおよそ20%しか薬剤が作用しないため、セット風に仕上げるのは困難を極めました。ロットをきつめに巻いたり、加温したりなど少し無理をするとチリチリパーマになり、やがてパーマは人々から敬遠されるようになりました。
時代に逆行?のデジタルパーマ(熱パーマ)
近年デジタルパーマ(熱パーマ/ほぼパンチパーマ)ブームが起きたが、アラサー世代以降にはパーマ復活に至らず。ただし若者のメンズパーマ(コールドパーマ )がブームなのは良い兆しです。*お隣韓国ではパーマは今でも繁栄。
コールドパーマにこだわる理由
ヴィンセンスがコールドパーマにこだわるのは、美容学校のワイディング実習から始まりパーマ屋さんと言われるぐらい長期にわたり美容界発展に貢献してきた歴史があります。
髪の2割ほどしか作用できないパーマの原則
ただしパーマ理論で髪の最大20%しか作用できない絶対原則を踏まえて見ると⓵パーマ剤の開発には現時点ではまだ限界がある。⓶デジタルパーマは熱パーマの一種で対象外。⓷理美容師のパーマ技術は問題なし。残るパーマロットだけ唯一取り組むことができました。
絶対原則20%を最適化したパーマロットを開発
2002年から研究開発を始めて2021年に特許取得の軽量パーマロットは、パーマに好適なテンションがかけやすく輪ゴムをきつめに掛けなくてもしっかり固定されるので、お客様も引きつれも無く美パーマに仕上がります。
ヴィンセンスの主なコールドパーマ液は、化粧品登録のシステアミンを使用。上画像2点のお客様はパーマ歴20年以上の会員様で、トップがつぶれる髪質のため2ヶ月毎のパーマです。
当店が2000年代までに使用の従来パーマロット
当店2000年代までのワイディング
平巻き・たて巻き・タテロール巻き・逆巻き・根本巻き・Wロット巻きなど駆使して2000年代初期まではパーマ比率60%以上を維持していました。